1995年のWindows95の発売以来、爆発的に普及したパソコン。
時間と距離を極限まで縮めてくれて、仕事の効率も飛躍的に向上しました。
SE(システムエンジニア)の人数も大きく増えたことと思います。
その一方で、パソコン作業時間の増大により首の痛みを訴える人が、相当数増えていることも事実です。
今回の記事では、そんな症状に悩む方の実情と対処法を解説します。
ご自分の状況と一致する方は「そうそう、そんな感じ」とご納得頂けると思います。
首が痛いSEの方やPCの使用が多い方へ
近頃のオフィスワーカーの方は、一日中パソコン業務となっていませんか?
また、オフィスワーカーでなくとも、データ管理や資料作りでパソコン作業をする時間は少なくないはずです。
効率も良いし、何より便利で、思い付く限りのやりたいことの大半はできてしまいます。
そんなパソコン作業には顕著な特徴が2つあります。
・もう一つは、その姿勢のままで、気が付くと数時間があっと言う間に経ってしまっていること。
この特徴には、大きな問題があります。
その問題こそが、今回のタイトルにもある「パソコン使用が多く激痛も出始めている」ことに直結しています。
ポイントは下部頸椎です。
首の骨の下の方のことです。
この姿勢のままで数時間が経過するということは、頸椎(首の骨)の椎間板に多大な負荷がかかります。
以前説明した腰の椎間板と同じ事が、首でも起こる訳です。
これは下部頸椎もヘルニアに近づくことを意味しています。
SEの方は、この姿勢のままで数時間どころか十数時間という方も少なくありません。
これが首の痛みや肩の激痛がSEの方やパソコン使用が多い方に頻発する理由です。
パソコン使用で首の痛みの他に腕もしびれてきた
前章で説明の通り、顔がモニターに向かって突き出した「首が前屈み」の姿勢で長時間経過します。
その姿勢は下部頸椎の椎間板の前方が押し潰された姿勢となるのです。
その姿勢が長時間続くと、椎間板内部で後方に向かって問題が発生します。
具体的には亀裂が発生すると考えていますが、見えない部分なので仮説です。
前かがみの姿勢が続いた結果ヘルニアに移行することを考えると、この仮説の信憑性はかなり高いと言えます。
ヘルニアとは、簡単に説明すると、椎間板の内容物が椎間板後方に飛び出た状態を言います。
つまり、移動するわけです。
移動できるための前提として、道がなければ移動できません。
道=亀裂という仮説です。
そして腕の神経は、下部頸椎のあたりから出発します。
こう考えるとこの状態は説明がつきます。
以前は首の痛みだけだったのが、腕のしびれも現れたことはどういうことでしょうか?
これは下部頸椎の椎間板の状態が、更に悪化したことを意味しています。
ご本人が原因に気付いていなければ、当然のことながら今までと同じことを繰り返すはずです。
つまり悪化してきた状態が継続しているから、さらに悪化したと考えるとつじつまが合ってくるわけです。
パソコン使用で首の痛みの他に肩にも激痛が!
このように、原因に気づかないでいると更に悪化してくるわけですが、徐々に症状も強くなってきます。
原因は多くの場合、前屈みの姿勢です。
最初は「寝違え」のような感じから始まることが多いようです。
そしてさらに肩や肩甲骨あたりに広がって行きます。
原因に気づかずにそのままでいると、痛みが段々強くなってきます。
そして首や肩の痛みが相当強くなり、顔を上に向けることが出来なくなってきます。
歯磨きで口をゆすぐ時などです。
このあたりまで進行すると、起床時に痛みが最も強くなる傾向もあります。
絶対ではありませんが、多くの方が同じように言います。
進行してきたという事は、そのままでいると更に悪化する可能性が高いですから、対策をするべきかと思います。
姿勢が悪いと悪化が進む可能性がありますので。
もしこういう状況に一致するなら、こちらの情報が参考になるかも知れません。
ご本人は痛くて非常につらいのですが、全く改善できないものでもない場合も少なくありません。
ただ、ご自身の努力もある程度は必要です。
現時点では、最低限姿勢を良くする努力はしてみて下さいね。
それで軽減することもありますので。
まとめ
パソコンの普及により、仕事の効率は驚くほど向上しました。
その反面、姿勢が悪くなる機会も大きく増えました。
顔が前に出ている姿勢では、本人は首が前傾するとは気付きにくいものです。
パソコン操作の様に、顔が下を向いていなければ尚更です。
体を守りながら仕事をするには、姿勢を良くする努力が欠かせないと思いますよ。
是非実行してみてください。
PS
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