近頃私の周りでも、頭痛に悩む人が大変増えています。
悪化してしまうと非常に辛く、「悪い病気?」と不安も増幅するのが頭痛のいやなところ。
でも、そんなに怖がらないでも大丈夫です。
実は頭痛って、多くの場合キチンと対処すれば解決できる事が多いんです。
頭痛を解決するポイントは、まずは種類を見分けること。
いくつかの種類がありますので、概要を説明します。
解決のためには、ここ重要です。
頭痛の種類と原因を知れば不安は無くなる!
まずは頭痛の種類と原因の関係を理解できると、不安が少なくなると思います。
頭痛持ちの方の大半はこれに該当するはずです。
①本人はつらいけど命にかかわることはない頭痛
(整体やマッサージでも改善可能なもの)
最も多いもので筋肉が過剰に緊張したものです。
頭が重く締め付けられるような痛みを感じる人が多い頭痛です。緊張している筋肉は主に首肩周辺の筋肉なので、首のコリも強く感じます。
首肩コリから頭痛に発展する感じです。ストレス、姿勢、気温など原因は多岐にわたります。近年ではパソコンの普及により、姿勢が悪くなる機会が増えました。
そうすると首肩の筋肉に負担がかかります。
ですからパソコン操作を長く続けていると、首肩が非常に強くこり、頭痛に発展します。緊張型頭痛では、多くが後頭部か側頭部のどちらか、又はその両方が痛みます。<原因>首や肩の筋肉が過剰に緊張したこと=冷え、ストレス、姿勢など
ズキンズキンと脈拍に合わせて痛むタイプの頭痛で、多くは片側に起こります。
これは頭の血管の異常拡張によって引き起こされていると言われています。発作的・周期的に起こり、吐き気を伴うこともあります。ポリフェノールには血管の拡張作用があります。
ですからポリフェノールの過剰摂取は更に血管を拡張させ、悪化要因になる可能性があります。
片頭痛が出たら赤ワインやチョコレートは控えましょう。「目がチカチカする」という方もいます。
応急措置としては薄暗い部屋で横になって、楽にしているのが良いと思います。<原因>頭の血管が異常に拡張したもの=ポリフェノールの過剰摂取、長湯などでのぼせた様な時など
ある期間に集中して出る頭痛です。
一か月くらい続くこともあります。
男性に多く、目の奥が強く痛むことがあります。
非常につらい頭痛です。
分類上の特徴は主に期間であり、原因が分からないことも多い。<原因>あまり知られていませんが首の骨格からの場合も多い物です。
骨格が原因の場合の参考ここまで説明してきた “緊張型頭痛” “片頭痛(偏頭痛)” “群発性頭痛” は、基本的に命にかかわることは無いようです。ですからこれらに当てはまる方は、そんなに心配しないで原因を減らすことに取り組んでみてはいかがでしょうか?
②命にかかわる可能性もある危険な頭痛
頭痛でも、命にかかわるものもありますのでよく注意をして下さい。
脳の病気で起こるものが代表的で、“くも膜下出血”には特に注意が必要です。
感じ方としては
「経験したことがない激しい頭痛」
「バットで殴られたような衝撃」
「首筋が異常にこる」
などという人が多い頭痛です。
意識を失ってしまうこともあります。
めまいや気が遠くなる感じ、普段よりも激しい頭痛など、少しでもこれらに近い感覚を感じたら、一刻も早く専門医を受診してください。(脳神経外科など)
万が一の場合は時間との勝負です。
他にも脳腫瘍、脳梗塞、高血圧、頸・眼・耳・鼻などの病気によるものも考えられます。
*突然の激しい頭痛
*今まで経験したことがない強い頭痛
*日を追って頻度と強さが増していく頭痛
*中年になって初めて起こった頭痛
*シビレ・マヒを伴う頭痛
*意識障害を伴う頭痛
*嘔吐を伴う頭痛
自分の頭痛、種類と原因を確かめてみよう!
・首や肩が強くこる
・パソコンを長時間使う
・姿勢が悪い
・体が冷える
・ストレスを感じている
・大体左右どちらかのコメカミのあたりが痛い
・ズキンズキンと脈拍に合わせて痛い
・明かりが眩しい
・赤ワインやチョコレートが好き
・同じような強い頭痛が一週間以上続いている
・目の奥が非常に痛い
・病院でストレートネックや頸椎のヘルニアと言われた
※片頭痛で原因としてあげたポリフェノールは血管の拡張作用があることから、緊張性頭痛が緩和する場合もあります。
頭痛の種類と原因が分かったら早速対策!
【命にかかわる可能性のある危険な頭痛見分けポイント!】
これについては上の見分けポイントをよく見て、一つでも当てはまっていたら、念のため検査と診断をしてもらうことを強くお勧めします。
こちらについては早急に専門医を受診して下さい。
(脳神経外科など)
該当しなければ筋肉の緊張型頭痛の可能性が高いです。
緊張とは言いかえればコリのようなものですから、基本的には肩こりの対策と同様で良いと思います。
(やや首を主体に考えて下さい。)
具体的には、マッサージする、首や肩を温める、軽く運動する、お風呂にゆっくり浸かるのが効果的です。
また、蒸しタオルで温めることもオススメです。
濡らしたタオルを軽く絞り、電子レンジで1分ほどチン!
相当に熱い場合もありますので、火傷に注意してください。熱すぎる時には、開いて少し冷ますと良いでしょう。
それを首に乗せておき、冷めてきたら又1分チン!
これを2~3回繰り返します。温める場所は、首と頭の境目(後頭骨と首のつなぎ目)のあたりが効果的です。
なかなか改善できない方は薬の服用も考えてみて下さい。
QOL(生活の質)を低下させないためには、時には薬も有効だと思います。
頭痛の場合の有効成分とされているのは主には
•イブプロフェン
•アセトアミノフェン
•アスピリン
•イソプロピルアンチピリン (ピリン系)
頭痛の場合にはこれらの成分が入っている鎮痛剤を選ぶのがポイント。
おすすめ頭痛薬はこれだ!
ここからは、頭痛の際に実際によく使われている薬を紹介します。
注意を守って、気になることがある場合は、すぐに医師に相談してください。
•ロキソニンS
ロキソニン(第一三共ヘルスケア)
特長
「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が、痛みや熱の原因物質をすばやく抑え、すぐれた鎮痛効果・解熱効果を発揮します。
胃への負担が少ないプロドラッグ製剤※です。
眠くなる成分(鎮静催眠成分)を含みません。
1回1錠でよく効きます。
のみやすいピンクの小型錠です。
※プロドラッグ製剤とは、成分が体内で吸収されてから活性型に変化し、効果を発揮する仕組みの製剤です。
主な副作用
胃部不快感、みぞおちの痛み、腹痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、浮腫・むくみ、発疹、蕁麻疹、眠気、発熱、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
医師と薬剤師に相談
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
消化性潰瘍、血液疾患、肝障害、腎障害、心障害、アスピリン喘息または既往歴
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
服用してはいけない人
・この薬(成分含)を飲んでアレルギー反応が出たことがある
・鎮痛薬、風邪薬を服用してぜんそくが出たことがある人
・15歳未満
・胃・十二指腸潰瘍、肝臓、腎臓、心臓に疾患がある人
・血液の病気の人(貧血、血が止まりにくい、白血球が少ない等)
・12週以内に出産予定の人
・この薬服用中はほかの薬と併用しないこと
・服用前後の飲酒
・長期連続服用(3~5日間服用しても改善が見られないときは医師に相談)
・歯科も含めて治療中の人
・妊娠中またはその可能性がある人
・授乳中
・高齢者
・薬によりアレルギー症状があった人
・気管支喘息、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス
・胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、血液の病気
•イブA錠EX
イブA錠(エスエス製薬)
特徴
1.イブプロフェンが生理痛や頭痛の痛みのもとを抑制
2.鎮痛成分イブプロフェンの効果を高める成分を同時配合
3.小粒でのみやすい
[してはいけないこと]
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります。)1.次の人は服用しないでください
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
(3)15才未満の小児。
(4)出産予定日12週以内の妊婦。
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、乗物酔い薬
3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気等があらわれることがあります。)
4.服用前後は飲酒しないでください
5.長期連用しないでください
1.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の診断を受けた人。
心臓病、腎臓病、肝臓病、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病
(7)次の病気にかかったことのある人。
胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病
服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
・発疹・発赤、かゆみ、青あざができる
・吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便
・めまい
・動悸
・息切れ
・目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、からだがだるい
2.まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状
・ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
・皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症 高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
・肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
・腎障害 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
・無菌性髄膜炎 首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等の症状があらわれる。(このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
・ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
・再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
・無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
便秘、眠気
4.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
•タイレノール
タイレノール(タケダ)
特徴
タイレノールAは、主に脳(中枢神経)に作用し、痛みや熱をおさえます。
胃にはもともと、胃酸から胃壁を守るプロスタグランジン(PG)という物質があります。
タイレノールAは、このPGにほとんど影響を与えないため、「空腹時」にものめるやさしさで、効くのです。
ただし、かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時をさけて服用してください。
してはいけない
・飲んでアレルギー症状を起こしたことがある人
・ほかの解熱鎮痛剤、風邪薬で喘息を起こしたことがある人
・ほかの解熱鎮痛剤、風邪薬、鎮痛剤との併用
・飲酒
・長期間服用
・歯科も含めて治療を受けている人
・妊娠中またはその可能性がある人
・高齢者
・薬によりアレルギー反応を起こしたことがある人
・心臓病、腎臓病、肝臓病、十二指腸潰瘍の人
•セデス・ハイ
セデス・ハイ(シオノギ)
特徴1
強い痛みに、より高い効果を発揮します。
調査結果
対 象 : 頭痛・生理痛を中心に
投与量 : 1回2錠
判 定 : 服用1時間後
72例調査
著効21例、29.2%
有効34例、47.2%
やや有効13例、18.1%
無効4例、5.5%
効き目に程度の差はあるものの、94.5%の人に最低でも軽減以上の効果が認められたということです。
特徴2
セデス・ハイの成分IPAのはたらきは末梢組織だけでなく、中枢(脳の視床系)にも作用します。
特徴3
初期製品のセデスは1929年発売(歴史が長く実績がある)
その後改良が積み重ねられセデス・ハイは1993年発売
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故がおこりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください
(1)本剤または本剤の成分によりアレルギー症状をおこしたことがある人
(2)本剤または他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくをおこしたことがある人
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、乗物酔い薬
3.服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください(眠気などがあらわれることがあります)
4.服用前後は飲酒しないでください
5.長期連用しないでください
1.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
(1)医師または歯科医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)高齢者
(4)薬などによりアレルギー症状をおこしたことがある人
(5)次の診断を受けた人
心臓病、腎臓病、肝臓病、胃・十二指腸潰瘍
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤、かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振
精神神経系:めまい
その他:過度の体温低下
まれに次の重篤な症状がおこることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
・ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などがあらわれる。
・皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症:高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がないなどが持続したり、急激に悪化する。
・肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などがあらわれる。
・腎障害:発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢などがあらわれる。
・間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱などがみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
・ぜんそく:息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しいなどがあらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
眠気
4.5 ~ 6 回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
このあたりが安心して選べる代表的な薬です。
先ほどの”種類”で片頭痛に該当する方は、
赤ワインやチョコレートを控える
といった対策を試してみて。
そして病院でも自分でも解決できない時は
こちらも検討してみて下さい。
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