
放置してはいけませんよ、危ないから
パソコンやってて首が痛い?腕がしびれる?
こんなことを感じていたら首の椎間板が傷み始めているかもしれませんよ。
パソコンの普及に伴って激増している首や腕、肩甲骨の痛みやしびれ。
ここではこれらの考えられる原因とその対処法について解説します。
もし本当に椎間板が傷んでいるとしたら・・・?
結構ヤバいですから放置してはいけませんよ。
何故ヤバいかって?
それはヘルニアに近づいているからです。
ところが大変困ったことに、この状況は病院に行っても分からないことが非常に多いのです。
その理由は原因が画像に写らない事が多いから。
画像には何も変化が写らない、つまり首の骨の外形上は変化がない状況で症状だけが出て来るからです。
パソコンやってて首が痛くなる?
パソコン仕事の特徴は同じ姿勢で何時間も継続することが多いこと。
これ、あなたも思い当たると思います。
この時の首の姿勢を振り返ってみて下さい。
周りでパソコン作業している人を観察しても良いと思います。
モニターを覗きこむように顔が前に出ているはずです。
ということは首が前に傾いていますよね?
この姿勢を何時間も続けていたら首の椎間板が高確率で傷みます。
その原因は首の椎間板の前方に圧がかかり続けるからです。
それを継続した結果椎間板内部の「髄核」というゼリー状の内容物が後方に移動して行きます。
これは圧力に耐え切れなくなった椎間板組織に亀裂が生じるからだろうと考えられます。
ヘルニアとはこの「髄核」が後方に向けて飛び出した状態。
亀裂が生じないと移動できませんから、推測とはいえほぼ当たっているのではないかと思います。

こういうのはなかなか分からないのよね
そして後方には細かい神経が張り付いていますので、その知覚領域を刺激することで首肩こりが強くなったり首が痛くなったりすると思われるのです。
私は開業して20年ほどの整体師ですが、開業以来非常に多く見てきているものです。
だから推論とはいえそう大きくは外れない自信があります。
これがパソコンを長時間続けたときの首の痛みの正体です。
パソコンやってて腕がしびれる?
首の椎間板が傷み始めると、その影響はさらに広がって行きます。
腕がしびれるのはその代表的なものです。
なぜなら腕の神経は首から出発しているからです。
そして悪化してくると指先にまで影響が及び、指が動かしにくくなったりひどいときには握力が低下した事例もあります。
お茶を入れたマグカップを落としてしまうことが増えたりするのです。
パソコンやってて肩甲骨が痛い?
そしてもう一つ代表的な影響は肩甲骨が痛み出します。
悪化すると常に”ジクジク”と痛み続け、眠れなくなったりストレスで気が滅入ってしまうこともしばしばあります。
これも多くは首の椎間板を傷めた影響です。
あまりにつらくて病院に行って原因が分からず痛み止めの薬が処方されても効かない事も多いものです。
効果的な対処法
これまで説明してきたとおり、この傷め方の根本原因は姿勢です。
つまり顔が前に出て首が前傾する時間が長すぎることです。
ですからあまり顔を前に出さずに操作することに慣れて行ってください。
慣れるまでは少しやりにくいですが、ヘルニアになるよりは良いのではないでしょうか?
そして時々上をむくこと。
悪化してきたのと反対を行う訳ですね。
少し痛みを伴う場合もありますがやり続けていると徐々に軽減してきます。

どうしたら良いか分からないな
でもあまりにも痛かったら専門家にご相談下さい。
20年にわたりこの状況を見続けているので案外頼りになると思いますよ。