勘違いしてない?低体温は病気の元!36.5度以上を目指せ!

健康

あなたはご自分の体温って気にしてます?
現代人は低体温の人がどんどん増えています。
ちょっと体温が低い程度の事は、あまり気にしていないんじゃないですか?

でも、体温が低いからどんどん病気の人が増えている側面もあるんですよ。
人間にとっての体温の1度って、実は健康どころか生命維持にも直結する超重要なお話なんです。
ここでは体を冷やす原因やリスク、理想的な体温について考えてみたいと思います。

低体温は病気の温床

体温を計る時、以前は腋の下で計っていました。
1957年には日本人の腋の下での体温の平均は36.89度あったんだそうです。

”医学大辞典”にも「日本人の平均体温は36.89度+-0.34度」と書いてあるようです。
つまり36.55度から37.23度が日本人の平均体温だということになります。

意外と高く感じませんか?

今ではそれだけの体温を持っている人は、多くないと思います。
それだけ現代人の体温は下がっているという事なんです。

近年の医学では細胞や遺伝子といったミクロの世界の研究が花形で
体温のような初歩的で原始的な研究はあまりなされなくなりました。

病院に入院すると看護師さんが一日に数回体温を計りに来ますね。
これは、発熱があると感染症の発生が疑われるからで
体温が正常かどうかの確認ではありません。

体温が1度低下すると、免疫力は30%も低下し、代謝が12%減少するので
糖や脂肪が燃え切らずに残り、高脂血症、高血糖により糖尿病、肥満の原因になります。
食べたものが消化しきれないと、それは毒に変わってしまうんですね。

また、アレルギーや肺炎、気管支炎などの感染症や
がんをはじめとしたあらゆる病気の下地にもなります。
ちなみにがん細胞は35度で最も活性化すると言われています。

さらに体温低下は血流低下にもつながり、めまいやふらつき
肩こりや時にはしびれにもつながります。

生理不順や生理痛、更年期障害などの婦人科系の病気も
低体温との関係が指摘されます。
最近ではなかなか子宝に恵まれず「妊活」をされる方も多いですが
「不妊」も体の冷えが原因との説もあります。
(これ、かなり有力な説です)

このように私たち日本人の病気や体調不良の背景には
「冷え」や「低体温」の関与が相当な確率で疑われます。

ちなみに33度では凍死寸前の幻覚を見るレベル、27度でほぼ死体ですから、35度台の人ってあと2度で生死にかかわるってことです。

体温は36.5度がベスト

私が経営する壮快カイロプラクティックでは、壁のボードに目指せ36.5度~37度と書いてあります。
健康を維持するためには最低でも36.5度は保ちたいんです。

「365日36.5度を目指す!」
こんなスローガン、分かりやすくて良くないですか?

しかし近頃では35度台の人が非常に多いです。
これは現代人の生活様式にも起因するんですが
ストレスや体を冷やす食品の摂り過ぎ、運動不足など
便利になった反動でもあります。

私たちの体は36.5度の体温で内臓が正常に働くようにできています。
だから35度台の人はそれだけで病気のリスクが高いと言えるんです。

体が冷えれば内臓の働きも悪くなり、消化吸収力も低下、疲れやすい体になります。
高血圧、高脂血症、糖尿病、肝臓病、心臓病、アレルギー、肥満
うつなどの原因も「冷え」と無関係ではありません。
私たち人間の体は、体温が1度下がるごとに免疫力が30%、基礎代謝が12%低下すると言われています。
言い替えれば体温が1度下がるごとに病気にかかるリスクが30%高まり
同じものを食べていても12%太りやすくなるということです。反対に体温が1度上がると免疫力は5倍になるという説も。

約50年前の日本人の平均体温は、36.88度で、半世紀で1度近くも低下したことになります。
これは人類始まって以来の「体の氷河期」と表現する医師もいます。

体温を下げる薬はありますが、体温を上げる薬はありません。
ですから自力で体熱を作り出すために、体を暖める食べ物をとったり
効果的な運動をするなどして、是非36.5度を目指してください。

体調が全然変わるはずですよ!

体を冷やす2大勘違い

巷には健康情報が多数存在しています。
どれも”なるほど”と思えてきますが、実は大きな勘違いもあるんです。
それは「減塩」と「サラサラ血のために水を飲む」ってあれです。
ちょっと説明しますね・・・

1.塩分の控え過ぎ

高血圧の原因として塩分の摂り過ぎが言われて久しいですが、実はこれ大間違いなんです。
かつて東北地方で高血圧や脳卒中で亡くなる人が増えたことで調査したんですね。
その調査で東北の人達が比較的味の濃い料理を習慣的に食べていることから生まれたのが「高血圧塩分原因説」なんです。

その後全国的に”減塩運動”が広がって行きました。
でもですね、それにもかかわらず、高血圧患者は減っていないんですよ。

塩分には体を温める作用がある
塩分の控え過ぎは体を冷やす要因となり、血管を収縮させ、かえって血圧を上げる悪循環にもつながります。
また、塩分不足による体温低化により、がんや脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、脂肪肝、膠原病、
アレルギーなどを引き起こすリスクも高まります。

また、塩分を適切に摂ることで体温が上がると体も心も元気になります。

昔は牢に収監している罪人への食事を塩抜きにしたそうです。
これには塩分不足にして元気をなくさせて、抵抗や脱走を防ぐ目的があったと言われています。

2.水分の摂り過ぎ

「ドロドロ血」をサラサラにする目的で、水分を摂りすぎる傾向があります。
特に夏場に多いですね。実は水分の摂り過ぎも体を冷やす要因になるんです。

雨に濡れると体は冷えます。
同じように水分の摂り過ぎも、たまった水分により体を中から冷やすのです。

体内が冷えると新陳代謝が悪くなり、血液中の脂肪、糖などの栄養成分や尿酸、乳酸
尿素窒素などの老廃物の燃焼や排泄が充分に行われなくなり、血液が汚れます。

血液が汚れたら、それが病気を誘発する要因となるのは、何となく想像できますよね。

日本人の体温低下の原因

日本人の体温低下の原因は大きく分けて5つあります。

1.多くのストレスにさらされていて血行が悪い
2.運動不足により下半身の筋力が落ちている
3.入浴を浴槽に浸からないでシャワーで済ませる
4.エアコンの使い過ぎ
5.体を冷やす食材を一年中食べている

これらを少しずつでも改善して行くことで、もっと健康になれるはずです。
ちなみに私の場合、上記5つとピッタリではありませんがかなり近い対策ができています。

1.自分の好きな仕事をしているのでほぼストレスフリー
2.毎朝スクワットやラジオ体操、筋トレをやっている
3.入浴は必ず浴槽に浸かっている
4.エアコンは少し使う
5.南国の果物や夏野菜は夏場にしか食べない

他にも冷たい飲み物は飲まず夏でも熱いお茶、コーヒーもホットという習慣です。
私は台湾に毎年行くんですが、真夏の台湾のスタバでもホットコーヒーを注文します。
そうすると、お店のスタッフは慌ててしまうんですね。

だって暑い夏にホットコーヒーを注文する客って、多分私だけ。
15分ほど待たされます(笑)

PS
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