発表、笑いと健康の関係とは?効果検証済!笑う門には福来るの真実!

健康

あなたは最近笑っていますか?
コロナウィルス感染者のニュースが流れるたび心配になって顔が曇っていませんか?
無理もない事ですね。

でも、無理にでも笑っていた方が良いんですよ。
免疫力が強化されて、ウィルスに対する抵抗力も上がってきます。
自力だけではどうにもできないことなら、笑い飛ばしてしまいましょう。
さあ、今日から無理にでも笑って過ごしましょうよ。

そうすれば良いことありますよ。

笑いは治癒力を上げる!という実話がある

笑う事で健康になることをご存知ですか?
実際にそれを証明して見せた人がいます。
アメリカのノーマン・カズンズという人です。

1964年医師から回復の可能性は500分の1と宣告された膠原病にかかり、笑いを軸にした積極的な闘病の末、死の淵から生還しました。
その闘病記は当時アメリカでベストセラーとなりました。

日本では「笑いと治癒力」というタイトルで岩波書店より翻訳出版されています。
ノーマン・カズンズは、自分の体験にもとづいて、明るく強い積極的情緒(生への意欲,希望,信頼,快活さなど)が
現実に体内に治療的効果を持つ生化学的反応をひき起こすという主張をしています。

つまり難病である膠原病を、笑うことで克服したのです。

たかが笑うこと?と思いますか?
でも笑う事には大変大きな力があるんです。

笑いで得られる健康、その効果を具体的に考える

健康でいたいなら、あなたも笑って過ごしましょう。
具体的な笑いの健康効果を見て行きましょう。

【免疫力アップ】
笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。
このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる働きをします。
つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。
もう、漫才でも落語でも笑えるなら何でもアリです。

【自律神経のバランスが整う】
ストレスが高まると交感神経が優位になり、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増えます。
脳内ホルモンセロトニンがコルチゾールを消す役割を持っています。
笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少します。
するとセロトニンも過剰に消費されないので、自律神経のバランスが安定します。
よく眠れるようになるし、食欲も出てきます。

【脳が活性化】
ストレスを受けると脳は興奮状態になり、酸素をどんどん消費して脳細胞が酸素不足になります。
酸素不足になった脳は、酸素を求めてあくびを連発したりして機能低下を起こします。

そこで笑うことにより、大量の酸素が取り込まれ、細胞が活性化して働きが回復します。
笑うと腹式呼吸になり、大量の酸素を摂取します。
笑った時の酸素摂取量は、1回の深呼吸の約2倍、通常の呼吸の約3~4倍になるそうです。

笑いと健康、効果はてきめん!

笑いを取り入れることで体に起こる変化を測定する実験が行われました。
この章ではその実例をご紹介します。

【糖尿病患者の血糖値が低下】
2型糖尿病患者を対象に、2日間血糖値を測定する実験でした。
1日目は糖尿病に関する講義をして、2日目は漫才を聴いてもらい空腹時血糖値と食後血糖値の差を図ったところ、2日目は明らかに血糖値が下がりました。
つまり笑いが血糖値を下げたと考えられるのです。

【リウマチ患者の痛みが軽減】
関節リウマチ患者に落語を聴いてもらいその影響を調べたところ、ストレスホルモンコルチゾールの値が基準値の範囲内まで下がりました。
その結果、リウマチを悪化させる物質が劇的に減りました。
さらに、痛みが軽い状態が続いて体が楽になったなどの変化が起きました。

【がんへの抵抗力を高める免疫力がアップ】
漫才や落語を見た後のNK細胞の活性と免疫力に関わるリンパ球を調べる実験が行われました。
NK細胞は78%の人が上昇し、免疫カのバランスもほとんどの人が正常範囲に近づきました。

笑うためのトレーニングをしましょう

あなたは普段笑っていますか?
簡単そうですが普段から笑い慣れていないと急にはできないものです。
そんな人におすすめなのが「笑う」ためのトレーニングです。

1.顔の筋肉をよく動かす
普段あまり笑っていない人は顔の筋肉が硬直しがち。
だから顔の筋肉を大きく動かしてみましょう。
「あ・い・う・え・お」を大きく口を開けて言ってみたり、顔面の筋肉を色々な方向に動かしてみたり。
口をとがらせて、鼻の下を伸ばして、眉毛を上げて・・・
徐々に笑えるようになります。

2.嘘でも良いから大笑いする練習をする
これ、私も毎日やるんですが、鏡に向かって大笑いします。
出来れば大声を出して笑うのがオススメ。

3.自分の好きなお笑い番組を見る
とにかく笑えれば良いですから、漫才でも、落語でも、コントでも何でも良いです。
面白いと思ったら、ちょっと大げさに笑ってみましょう。

これらを繰り返していると、段々自然と笑えるようになってきます。

「笑う門には福来たる」と言います。
笑っていると、運気も上昇します。
そして病気にもなりにくくなり、痛みを緩和する効果もあります。
周りの人からももっと好かれますし、あなたの周りには人が集まってきます。

心理と細胞は密接に相関関係を持って働いていますから、気分がすぐれない時は嘘でも良いから笑ってみましょう。
顔の筋肉を笑うように動かすことで、心理にも影響して気持ちが軽くなります。

韓流ブームで「冬のソナタ」というドラマが大ヒットしたころ、主演女優のチェ・ジウは涙の女王などと呼ばれていました。
泣く演技が抜群に上手かったからです。

でもあれ、演技が上手いというより、本当に泣いてるんだと思うんです。
誰にも一つや二つくらいは悲しい経験はあると思います。

それを思い出して、そこに感情移入できると本当に悲しくなり、泣くことが出来ます。
そういう感情を自在にコントロール出来ることがすごいんですよね。
役者さんって。

だからこれの逆をやるんです。

参考

笑いを実際の治療に取り入れた医師の実話をもとに描かれた「パッチ・アダムス」という映画があります。
あの名優「ロビン・ウィリアムス」が主演しています。

“ユーモアによる治療が重要”という説を実践し、医学界の常識を覆した医学生パッチ・アダムスの半生を描く1998年の作品です。
笑いはアメリカだけでなく、日本でも医療現場に取り入れられるようになってきています。

「ロビン・ウィリアムス」と言えば、来日して記者会見した際に”土瓶”と”尿瓶”をもって、「ドビン・ウィリアムス」「シビン・ウィリアムス」と自虐的自己紹介で笑わせていたのを思い出します。
元々がコメディアンだけに、役だけでなくユーモアあふれる人柄だったのでしょうね。
2014年に自殺で亡くなりましたが、惜しい俳優さんでした。

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